2010.01.24
今日は、為替変動要因について
外国為替は、外国為替の需給(例えばドルの買い需要、円の売り供給)
により変動しますが、為替の需給要因としてはおもに、
貿易、資本移動、投機、介入などがあります。
1.まず貿易ですが、わかりやすく、ドルと円の通貨の交換(為替)を考えた場合、
日本の自動車会社が米国に自動車を輸出した場合、受取代金は、ドルのため
ドルを日本国内に還流させるときに、ドル売り円買いの為替取引を行うことになり、
日本輸出企業の輸出拡大は、ドル売り圧力を発生させるといえます。
逆に日本航空がジェット燃料を輸入する場合、燃料の支払い代金は、ドルのため
ドルを調達するドル買い円売りの為替取引を行うことになり、
日本輸入企業の輸入拡大は、ドル買い圧力を発生させるといえます。
2.つぎに、資本移動ですが、日本から米国市場の株式に投資する場合、米国株購入のため
のドルを用意する必要があり、円をドルに交換するドル買い円売りの為替取引を行うことなり、
日本から米国への証券投資拡大は、ドル買い圧力を発生させます。
逆に米国投資家が日本株への投資を行う場合は、日本株購入のため、ドルを円交換する
ドル売り円買いの為替取引を行う必要があり、
米国から日本への証券投資の拡大は、ドル売り円買い圧力を発生させます。
3.投機とは、現在価格と将来価格の差を利用した取引のことです。
ドルが上がる考えドル買いを行う、ドルが下がると考えドル売りを行う取引ですが、
投機も為替需給の1つといえます。最近のFX取引の増加に伴い、投機の主体が
ヘッジファンドから個人投資家に移行しているように感じます。
4.介入も為替需給を発生させる要因です。
上記の為替需給の合計により、為替レートは変動すると考えられています。
ただ、資本移動も投機もいずれ、反対売買により為替取引を解消するため、
売り切り、買い切りの貿易の需給の大きさが、為替の長期トレンドを決定する要因で
あるとする考えが、強いようです。
